インドの世界遺産
AGRA アグラの世界遺産
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TAJ MAHAL タージ・マハール
1983年に世界遺産に登録
ムガール帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが、亡き最愛の王妃ムムターズ・マハルの為に22年の歳月をかけて建設させた白亜の大理石の廟(お墓)。息子の手によって幽閉されたシャー・ジャハーンは、アグラ城より毎日亡きムムターズを想いながら眺めていたのだろう。 -
AGRA FORT アグラ城塞
1983年に世界遺産に登録
ムガール帝国第3代皇帝アクバルが、アグラを首都に定めて建設させた赤い城。城内には、宮殿のほかバザールや住区、大モスクなどひとつの都市としての機能をはたしていた。 -
FATEHPUR SIKRI ファテプール・シクリ
1986年に世界遺産に登録
世継に恵まれなかったアクバル大帝が、この地に住む聖者の予言によって男児を授かった事にあやかり、この地に都を移転させた。がしかし、水不足により一代限りに終わった幻の都。ヒンドゥとイスラム芸術の融合が見所。
DELHI デリーの世界遺産
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HUMAYUN’S TOMB フマユーン廟
1993年に世界遺産に登録
ムガール朝第2代皇帝フマユーンの廟で、インド・イスラム建築の代表作。赤砂岩に白大理石を組み合わせた華やかなデザインや、中央に位置している四方庭園が美しい。「タージマハール」のモデルとされている。 -
QUTAB MINAR(AND ITS MONUMENTS) クトゥブ・ミナールとその建造物群
1993年に世界遺産に登録
奴隷王朝のアイバク将軍(イスラム教徒)がデリー北部を征服し、ヒンドゥ教徒に対する勝利の記念に建設されたもの。72,5mもの高さがある勝利の塔や4世紀に造られいまだ錆びずに残る鉄柱、ドーム天井や回廊には目を見張るものがある。 -
LAI QILA(RED FORT COMPLEX) ラール・キラー(レッドフォートの建造物群)
2007年に世界遺産に登録
ムガール王朝第5代皇帝シャー・ジャハーンによって建てられた、ムガール帝国の繁栄ぶりがうかがえる城塞。赤い砂岩で造られていることから「赤い城(レッド・フォート)」とも呼ばれている。
KHAJURAHO カジュラホの世界遺産
KHAJURAHO GROUP OF MONUMENTS カジュラホ寺院群(カジュラホの建造物群)
1986年に世界遺産に登録
10世紀から12世紀にかけてチャンデラ王朝時代に85にのぼる寺院が建てられた。現在残る25の寺院は、西群・東群・南群とわかれており、官能的な天女や神々の彫刻で飾られ、エロティックなカーマスートラの世界を垣間見る事が出来ます。
SANCHI サンチーの世界遺産
BUDDHIST MONUMENTS AT SANCHI サンチーの仏教建造物群
1989年に世界遺産に登録
インド古代美術の精華である大変貴重な仏教建造物の数々が残されている。紀元前後のストゥーパ、その周囲には美しいトラナ(天女)の彫刻など数多くのレリーフ彫刻を見ることができます。
BHOPAL ボパールの世界遺産
ROCK SHELTERS OF BHIMBETKA ビムべトカの岩窟群
2003年に世界遺産に登録
岩に描かれた壁画が点在しており、古くは1万年ほど前の石器時代の生活の様子や狩猟・家畜などの絵が描かれている。フランスのラスコー洞窟壁画とオーストラリアのカカドゥ国立公園の岩絵と並び、世界三大壁画として注目されております。
AJANTA アジャンタの世界遺産
JANTA CAVES アジャンタ石窟群
1983年に世界遺産に登録
ワーグラー渓谷の断崖に造られた仏教寺院群。蓮華手菩薩の壁画が美しい第1窟、釈迦の誕生が描かれた第2窟、また、第10窟には1819年に発見したイギリスの騎兵隊ジョン・スミスの落書きが残されている。さらに第26窟には、インド最大の涅槃像が横たわっています。長い間忘れ去られていたからこそ今でも美術的、歴史的価値の高い壁画や彫刻を今なお見る事ができます。
ELLORA エローラの世界遺産
ELLORA CAVES エローラ石窟群
1983年に世界遺産に登録
1世紀もの歳月をかけて、ノミとカナズチだけで岩山を彫り造りあげた壮大な寺院群。仏教唯一の塔院(第10窟)、カイラーサ山の主でもあるシヴァ神を祀ったカイラーサ寺院(第16窟)、ジャイナ教の石窟寺院などが見所で、3宗教の共存を見る事が出来ます。
MUMBAI ムンバイの世界遺産
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CHHATRAPATI SHIVAJI TERMINUS R.S. チャトラパティ・シバジ・ターミナス(旧ヴィクトリア・ターミナス駅)
2004年に世界遺産に登録
現在も巨大商業都市ムンバイ市民の鉄道駅として利用されているこの駅ですが、1888年に英国人スティーブン氏により設計・10年の歳月を経て建造されたその駅舎は、ゴシック様式とインド伝統建築の融合がすばらしく美しい。必見です。 -
ELEPHANTA CAVES エレファンタ島の石窟寺院群
1987年に世界遺産に登録
巨大商業都市ムンバイから船で1時間、エレファンタ島には、6~8世紀ころの7窟のヒンドゥ教石窟寺院があり、そこには、シヴァ神の彫刻をはじめ、すばらしい壁画彫刻の数々が残されている。
BUDDHA GAYA ブッダ・ガヤの世界遺産
MAHABODHI TEMPLE マハーボーティ寺院(ブッタガヤの大菩提寺)
2002年に世界遺産に登録
釈迦が瞑想と修行の末、菩提樹の下で悟りを開いたとされるところ。仏教徒にとって四大聖地とされるのはブッタの生誕地(ルンビニ)成道地(ブッタガヤ)初転法輪地(サルナート)涅槃地(クシナガラ)であり、最も重要とされる。
DARJEELING ダージリンの世界遺産
MOUNTAIN RAILWAYS OF INDIA インド山岳鉄道群(ダージリン・ヒマラヤ鉄道)
1999年に世界遺産に登録
開業1881年とアジアで最も古い登山鉄道。コルカタの北570キロのニュージャルパイグリ駅を出発し、標高2000メートル超のダージリンまでを走る、現役の蒸気機関車。現在は、2005年登録のニルギリ山岳鉄道、2008年登録のカルカ・シムラー鉄道とともに「インド山岳鉄道群」のひとつとして遺産登録されている。
GOA ゴアの世界遺産
CHURCHES AND CONVENTS OF GOA ゴアの教会群と修道院群
1986年に世界遺産に登録
かつてインドがイギリスに統治されたときにも、ポルトガルに支配され続けたゴアには、聖フランシスコ・ザビエルの墓を収容するボム・ジェス・バリシカ教会や聖フランシス修道院など、ポルトガル統治を色濃く残すキリスト教建築の数々が残っています。
MAHABALIPURAM マハバリプラムの世界遺産
GROUP OF MONUMENTS AT MAHABALIPURAM マハバリプラムの建造物群
1984年に世界遺産に登録
「海岸寺院」「パンチャ・ラタ(5つの石彫寺院)」「アルジュナの苦行(岩壁彫刻)」からなる。古代から中世への石造を主とする建築史の転換がみられる点が興味深く、南インドのヒンドゥ建築の中心地であったことがわかる、きわめて貴重な建造物群です。
HAMPI ハンピの世界遺産
GROUP OF MONUMENTS AT HAMPI ハンピの都市遺跡
1986年に世界遺産に登録
14世紀から16世紀にかけて南インドで繁栄したヴィジャヤナガル王朝の都で、26ヘクタールの広大な荒地に、巨岩とともに数多くの宮殿やヒンドゥ寺院などが点在しております。かつての巨大都市の面影を今なお残す迫力満点の遺跡です。
PATTADAKAL パッタダカルの世界遺産
GROUP OF MONUMENTS AT PATTADAKAL パッタダカルの建造物郡
1987年に世界遺産に登録
6世紀から8世紀にかけてチャルキャ王朝の第二の都市として繁栄した「載冠の地」で、南インドと北インドのヒンドゥ建築様式の融合した寺院を見ることができます。
THANJAVUR タンジャヴールの世界遺産
GREAT LIVING CHOLA TEMPLES 大チョーラ朝の寺院群
1987年に世界遺産に登録
タンジャヴールにあるブリハディーシュワラ寺院は、11世紀初頭にチョウーラ朝の王・ラージャラージャ1世によって建てられた、南方型寺院建築の代表作です。さらに2004年には、近郊の小さな町ダーラスーラムにあるアイラヴァテシュワラ寺院とガンガイコンダチョーラプラムにあるブリハディシュワラ寺院が拡大登録された。いずれもチョーラ朝建築の最高傑作です。
KONARAK コナーラクの世界遺産
SUN TEMPLE,KONARAK コナーラクのスールヤ寺院
1984年に世界遺産に登録
13世紀の後期に、ナラシンハデーバ1世が20年の歳月をかけて建築した、ヒンドゥ教の太陽神・スールヤを祀った寺院。その規模の大きさと彫刻のデザインがスールヤ寺院の見どころ。